気候変動対策の一環として、CO₂排出量削減を重要な環境課題として認識し、環境負荷の低減に取り組んでおります。
[目標]
2030年度までに、グループ全体(海外子会社除く)2020年度対比、原単位で50%削減。
大戸屋では、すでに「地産地消」をうたい、土地に合ったお米をつかうことに取り組んでいましたが、各地域で穫れたお米を一箇所に運んで精米し、精白米をまたその地域に長距離輸送する方法を取っていました。2023年からは生産者との協力を強化して、その地域で穫れたお米をその地域で精米し、その地域でつかう地産地消を実現し、地域に根ざしたお米の取り組みを実施しています。
https://www.ootoya.com/news/93.html
大戸屋では、お客様のお好みにより定食のご飯の量を「少なめ」に選択できたり、おかずを単品でもご提供するなど、食べ残しの削減につながるメニュー展開を行っております。
大戸屋は2024年から食べ残し持ち帰りの更なる普及・啓発のために「mottECO普及コンソーシアム」へ参画しました。
取り組みは、お客様が食べ切れない料理のお持ち帰りをご希望された場合、安全にお召し上がりいただくための注意喚起チラシと容器をお渡しし、ご自身の責任においてお持ち帰りいただくことで、「食べ残したものは自分の責任で持って帰り、ごみにしない文化」の創造と普及を図るものです。
※「mottECO(モッテコ)」とは環境省が提唱する、飲食店等で食べきれなかった料理を、お客様の自己責任で持ち帰る、食品ロス削減アクションの愛称。
※「mottECO普及コンソーシアム」は、全国規模で30団体からなる、食品ロス削減推進を目的とした産官学連携アライアンス(令和7年5月時点)
お弁当などに利用する容器についてはバイオマスを使用するほか、バイオマス25%以上のレジ袋を使用しています。また店内で使用する箸は再生プラスチックを原料とする「エコ箸」を採用しています。
大戸屋では、冷凍惣菜商品において環境配慮型のパッケージ素材を一部商品に先行導入しています。
容器には、サトウキビの搾りかすを原料とする再生可能な非木材素材「バガストレイ」を使用し、焼却時のCO₂排出量削減に貢献します。
さらに、バイオマス由来のフィルムやバイオマスインキによるラベル印刷も採用し、製品全体を通して環境への負荷軽減に努めています。
今後は対象商品の拡大を進め、持続可能な社会の実現を目指して参ります。
国内の大戸屋ごはん処全店で、公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局が制定するエコマーク商品類型No.505「飲食店」において、エコマークの認定を受けております。
エコマークは環境への負荷が少ないなど、環境保全に役立つと認められる商品やサービスにつけられる環境ラベルの呼称で、消費者が暮らしと環境の関係を考える上で、環境保全の面でより良い商品を選びやすくすることを目的としています。
エコマークの「飲食店」認定基準は、6つの評価カテゴリーに分けられ、省エネ・節水などの基本的な環境対策に加えて、食材の環境配慮、食品ロス削減に向けた食べ残しが減るような啓発や運動などの消費者の理解を深める取り組みを評価しています。大戸屋ごはん処では、6つの評価カテゴリーすべての認定を受けています。
(認定番号:18 505 004)
店舗では、揚げ物に利用する揚げ油を厨房に設置したろか器を利用して再利用するなど、リサイクル活動にも積極的に努めています。